矯正治療や歯周治療をご検討中の方から、カウンセリングの際によくいただくご質問をまとめました。「相談する前に、まずは基本的な情報を知っておきたい」という方の参考になれば幸いです。
なお、この記事でご紹介する内容は一般的な情報であり、個別の症状や治療方針についてお答えするものではありません。ご自身の状態については、必ず歯科医師による診察を受けたうえでご相談ください。
Q1. 矯正治療は何歳まで受けられますか?
年齢の上限は基本的にありません。歯や歯を支える骨が健康な状態であれば、40代、50代、それ以上の年代でも矯正治療を始めることは可能です。実際に、当院にも幅広い年代の患者様が矯正治療で通われています。
ただし、年齢を重ねると歯周病のリスクが高まる傾向があるため、矯正治療を始める前に、歯ぐきや骨の状態をしっかり確認することが大切です。気になる方は、まず歯周病の検査を受けることから始めてみるとよいでしょう。
Q2. 矯正治療にはどれくらいの期間がかかりますか?
歯並びの状態や治療法によって大きく異なるため、一概にお答えすることは難しいのですが、一般的には歯を動かす期間として数ヶ月から数年、その後の歯並びを安定させる保定期間も必要になります。
カウンセリングの際に口腔内の状態を確認したうえで、おおよその治療期間の見通しをご説明することが可能です。
Q3. 矯正治療中は痛みがありますか?
装置を調整した直後は、歯が動く際の圧迫感や違和感を覚えることがありますが、多くの場合は数日程度で落ち着いていきます。痛みの感じ方には個人差があり、装置の種類によっても異なります。強い痛みが続く場合は、我慢せず歯科医師にご相談ください。
Q4. マウスピース矯正とワイヤー矯正、どちらがいいですか?
どちらが優れているというものではなく、歯並びの状態やご自身の希望によって適した方法は異なります。見た目の目立ちにくさを重視するか、自己管理よりも歯科医師による管理を重視するかなど、優先したいポイントを整理したうえで、カウンセリングの際にご相談いただくことをおすすめします。それぞれの特徴については、当院の別記事でも詳しくご紹介しています。
Q5. 歯周病があっても矯正治療はできますか?
歯周病の進行度によります。歯周病が進行している状態のまま矯正治療を始めると、歯を支える組織にさらなる負担がかかる可能性があるため、まず歯周治療を行い、炎症をコントロールしてから矯正治療を検討することが一般的です。
歯周病の既往がある方、歯ぐきの状態に不安がある方は、矯正治療の前に歯周組織の検査を受けることをおすすめします。当院では矯正歯科と歯周治療の両方を専門としているため、こうしたケースにも一貫した視点で対応しています。
Q6. 歯ぐきが下がってきた気がします。これも相談できますか?
はい、ご相談いただけます。歯ぐきが下がる「歯肉退縮」には、歯周病、ブラッシング習慣、噛み合わせなど、さまざまな原因が関わっています。原因によって対応方法も異なりますので、まずは口腔内の状態を確認させていただくことをおすすめします。
Q7. 抜歯が必要になることはありますか?
歯を並べるためのスペースが不足している場合には、抜歯を検討することがあります。ただし、すべての方に抜歯が必要というわけではなく、歯や顎の骨の大きさなどを総合的に診査したうえで判断します。抜歯の要否については、精密検査を受けたうえでのご説明が必要です。
Q8. 矯正治療の費用はどれくらいですか?
矯正治療は自由診療のため、治療法や症例の複雑さによって費用が異なります。具体的な金額については、カウンセリングの際に口腔内の状態を確認したうえで、最新の料金表に基づいて詳しくご案内いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
Q9. 通院の頻度はどれくらいですか?
治療法によって異なります。ワイヤー矯正の場合は月に1回程度、マウスピース矯正の場合はやや間隔が空くこともありますが、経過確認のための定期的な通院は引き続き必要です。歯周治療についても、口腔内の状態に応じてメインテナンスの頻度をご案内しています。
Q10. 矯正治療中の食事に制限はありますか?
装置の種類によって注意点が異なります。ワイヤー矯正の場合は、硬いものや粘着性の強い食べ物が装置に負担をかけることがあるため、注意が必要です。マウスピース矯正の場合は食事の際に装置を外せるため、比較的制限は少ない傾向にあります。詳しくは通院の際にご案内いたします。
Q11. 矯正装置をつけていると歯磨きがしにくくなりませんか?
装置の種類によっては、通常よりも汚れが溜まりやすくなる場合があります。特にワイヤー矯正では、装置の周りに食べかすが挟まりやすいため、これまで以上に丁寧な歯磨きが必要です。歯科医院で清掃方法の指導を受けながら、セルフケアの質を高めていくことが、虫歯や歯肉炎の予防につながります。
Q12. 矯正治療をすると歯周病になりにくくなりますか?
歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、汚れが溜まりにくい口腔内環境をつくることができるため、間接的に歯周病の予防につながる可能性があります。ただし、矯正治療そのものが歯周病を治す治療ではないため、日々のセルフケアと定期的なメインテナンスを継続することが引き続き重要です。
Q13. 子どもの矯正と大人の矯正は何が違いますか?
お子さまの矯正治療は、顎の成長を利用しながら歯並びを整えていくアプローチが可能ですが、成長が完了した大人の矯正治療では、既存の骨の中で歯を動かしていくことになります。そのため、大人の矯正治療では歯周組織の状態がより重要な要素になります。当院では自費専門のクリニックとして、成人矯正を中心に診療を行っています。
Q14. カウンセリングだけでも受けられますか?
はい、まずはカウンセリングで口腔内の状態を確認し、治療方針や費用についてご説明することが可能です。矯正治療を始めるかどうかをその場で決める必要はありませんので、じっくりご検討いただければと思います。
Q15. 予約はどのように取ればいいですか?
当院は完全予約制となっており、WEBまたはお電話でのご予約が可能です。
診療時間は平日(月曜除く)10:00〜19:30、土曜9:30〜18:00で、月曜・日曜・祝日はお休みをいただいております。受付は診療終了の30分前までとなっておりますので、あらかじめご了承ください。
Q16. 矯正治療後、歯並びが後戻りすることはありますか?
歯を動かした直後は、歯を支える組織がまだ安定していないため、装置を外した後に歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こりやすい時期です。これを防ぐために、治療後は一定期間リテーナー(保定装置)を装着していただきます。歯科医師の指示通りに保定を継続することが、きれいな歯並びを長く維持するための重要なポイントです。
Q17. リテーナーはいつまでつける必要がありますか?
保定期間の長さは歯並びの状態によって異なりますが、一般的には矯正治療の期間と同程度、あるいはそれ以上の期間が目安とされることが多いです。徐々に装着時間を減らしていく場合もありますが、自己判断で中断せず、歯科医師の指示に従って継続していただくことをおすすめします。
Q18. 金属アレルギーがあるのですが、矯正治療は受けられますか?
金属アレルギーが心配な方には、金属を使用しない装置や、マウスピース型の装置など、アレルギーのリスクを抑えた選択肢もあります。事前に金属アレルギーの既往をお伝えいただければ、それを踏まえた治療法をご提案いたします。気になる方はカウンセリングの際に必ずお申し出ください。
Q19. 妊娠中でも矯正治療や歯周治療を受けられますか?
妊娠中の口腔内は、ホルモンバランスの変化により歯肉炎などが起こりやすくなることが知られています。妊娠中の治療については、時期や体調に応じた配慮が必要になるため、妊娠されていることを歯科医師に必ずお伝えください。無理のない範囲で診療を進めることは可能です。
Q20. 矯正治療とホワイトニングは同時に行えますか?
装置の種類や治療の段階によって、同時に進められる場合とそうでない場合があります。一般的には、矯正治療が完了し装置を外した後にホワイトニングを行うケースが多い傾向にありますが、マウスピース矯正の場合はタイミングによって並行できることもあります。ご希望がある場合は、カウンセリングの際にご相談ください。
Q21. 通院にはどれくらいの時間がかかりますか?
診察内容によって異なりますが、経過確認のみの通院であれば比較的短時間で終わることが多く、装置の調整や検査を伴う場合は少し長めのお時間をいただくことがあります。ご予約の際に、おおよその所要時間の目安をお伝えすることも可能です。
Q22. 当院にはどのような設備がありますか?
当院では、精密な診査・診断のためにマイクロスコープを複数台導入しており、歯科衛生士専用の機器も備えています。細部までしっかりと確認しながら診療を行うことで、より精度の高い治療につなげることを目指しています。
まとめ
矯正治療や歯周治療に関する疑問は、患者様お一人おひとり異なります。この記事でご紹介した内容はあくまで一般的な情報であり、実際の治療方針は口腔内の状態を診査したうえで個別にご説明いたします。
「こんなことを聞いてもいいのかな」と迷うようなことでも、遠慮なくカウンセリングの際にお尋ねください。当院では、矯正歯科と歯周治療を組み合わせた包括的な視点から、患者様に合った治療の進め方を丁寧にご説明しています。