コロナ時代は矯正治療をスタートするチャンス!? − 矯正装置それぞれのメリット・デメリット −
いつもAQUA日本橋DENTAL CLINICのブログをご覧いただき誠にありがとうございます。 東京など首都圏の1都3県と北海道で継続中の緊急事態宣言ですが、まもなく解除されるのではという状況です。実際の感染者数を鑑みても、徐々に新型コロナウイルスの感染拡大の状況が落ち着いている印象があります。一方、感染の第二波を考慮して今後もしばらくはマスクはしばらく離せない状況が続くことでしょう。 そんな中、このタイミングで「歯科矯正」や「美容外科」を希望され、受診される方が増えているようです。歯科矯正は早めにやった方がメリットが大きい
歯の健康維持のためにも効果的!!
皆さんは「歯科矯正」と聞くとどのようなイメージを持ちますか? 「見た目を良くするための治療」と思われている方の中には「私は歯並びはあまり良くないけど、そこまで外見に反映していないから矯正治療は必要ない」と考える方もいらっしゃる方もいるかもしれませんね。 歯科矯正治療は長期間かかってしまうことが大半です。矯正治療期間はだいたい2年半〜3年くらいはかかってしまうかもしれません。また、日本国内では歯科矯正治療は保険適用外となるため、費用も必ずしも安価とは言い難いかもしれません。 上記の理由から、成人の矯正治療は日々の仕事や家事、子育てなどに追われてないがしろにされ、どうしても歯科矯正治療を後回しにしてしまう方が多い印象があります。 ですが、矯正治療は歯並びを正し見た目を良くすることはもちろんのこと、歯周病や虫歯、歯の欠損などを未然に防ぐことができるとても重要な治療なのです。 そこで、近年は審美面だけでなく、歯周病予防や虫歯予防から30代〜50代の成人の方が矯正をうける方が増えて来ております。しかし、成人矯正は、10代の矯正に比べて治療が複雑になることが多く、出来るだけ若い年齢で矯正を行った方が期間的にもコスト的にもメリットが大きくなります。 成人の方で矯正治療を検討している方は、出来るだけ早めに矯正以外の治療(虫歯、歯周病、審美歯科、インプラントなど)の専門的かつ包括的な対応が可能な矯正専門医が常駐する歯科医院で相談してみてください。 当院では、矯正無料相談、およびオンライン相談を行っております。お気軽にお問い合わせください。コロナ渦の今は歯科矯正治療を行うチャンス!?
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、生活環境が一変した方は少なくないでしょう。外出時のマスク着用は必須となり、大半の方はリモート勤務を行なっています。 これは、言い換えると「矯正を行なっている口元を隠すことができる」というメリットにも成り得るのではないでしょうか。 矯正歯科を行う上で必ず必要となるのが「矯正器具」です。器具の種類だとワイヤーと専用の金具で歯を矯正するタイプのものから、半透明のマウスピースを装着するタイプのものと様々。 特にブラケット矯正といわれる方法は口を開けると矯正器具が見えてしまうため、接客業を行う方にとっては嫌厭されがちでした。そのため、歯の裏側に矯正器具をつける「舌側矯正治療」を選択される方もいらっしゃいましたが、この治療法に用いる器具は発音に支障をきたす、通常より痛みを伴う場合があるなどのデメリットもありました。 しかし、コロナ渦の現在であれば口元をマスクで隠すことが可能となり、治療中の見た目を気にすることもありません。リモートワークでの勤務体制もしかりです。つまり、コロナ渦は歯科矯正治療を行うチャンスだとも考えられます。
コロナ時代にはどんな矯正装置がおすすめ?
ー矯正器具ごとのメリット・デメリットー
上述した通り、歯科矯正器具には色々な種類があります。もちろんそれぞれの矯正器具によって目立ちにくさや管理の手軽さ、費用などが異なります。 では、それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上でコロナ渦の現在において比較をしてみましょう。◇表側・裏側のブラケット矯正◇
歯科矯正としては一番ポピュラーな方法です。歯の表面にブラケットと呼ばれる器具をワイヤーで固定し装着します。ブラケットの種類も、サファイア、ジルコニア、メタル などいくつかあり、それぞれ目立ちにくさが異なります。 ※上記の写真の場合 上アゴ:サファイヤ 下アゴ:メタル 【メリット】 ・表側の矯正装置は、現時点でもっとも確実(審美的・噛み合わせ面)で最善の結果が得られる信頼できる矯正装置である ・装置の着脱を患者さんが行えないので、コロナ感染リスクはマウスピース矯正に比べて少ない 【デメリット】 ・表側矯正器具の場合、歯の表面に装着された器具が口を開けると見えてしまうため審美性に欠ける。 →ただし、マスクの着用が当たり前のコロナ時代においては、審美性は問題にならない事が多く、最近は再注目されている。 ・舌側(裏側)矯正器具の場合、審美性は保たれるものの発音に影響が出る可能性がある。また、表側矯正よりも適応症が限定される場合がある。◇アライナー(マウスピース)矯正◇
透明なアライナー(マウスピース)を装着する、比較的新しい矯正方法です。ブラケット矯正と比較すると目立ちにくく、患者さんご自身で着脱が可能です 【メリット】 マウスピース矯正に適した症例であれば、ブラケット矯正と比べると器具の装着による不快感や違和感は軽減します。また、装置自体も薄く透明なので目立ちにくいです。ご自身での着脱が可能なため、食事や歯磨きの時に装置を簡単に外すことができます。 最近は、遠隔治療システムを応用する事で、来院頻度を軽減させる事が期待されます。当院の場合だと、従来のアライナー矯正の欠点を改善した次世代のアライナーシステムを用いた治療のご提案が可能です。 【デメリット】 装着を怠ると効果が得られづらく、治療期間が長引いてしまう可能性があります。紛失の可能性も高くなります。また「歯を大きく動かす場合や複数の方向に移動させる必要がある場合などは効果を上げにくい」という指摘もあり、症例によってはアライナー矯正が第一選択とならない場合もあります。 また、アライナー矯正は頻繁に手で着脱するため、新型コロナウイルスに感染するリスクが他の矯正器具と比べて高く、アライナーの衛生管理にはより一層注意が必要です。 (当院では徹底的なアライナー矯正の感染管理・指導を行っております。ご不安な方は初診相談時にお気軽にご相談ください) 参考文献: 新治療法で歯の矯正「アライナー」に専門家は疑義 日本の歯科矯正を価格破壊!?米国発「マウスピース矯正」の正体◇DIY矯正◇
海外で10代の若者に流行している簡易的な矯正方法です。患者様ご自身がweb上で歯科矯正器具をオーダーし、届いたアライナーを自身で装着して矯正を行います。 【メリット】 ご自身で矯正器具を作成するため通院の必要がなく(一部歯科医院が代理店となって型取りなどを行う場合もあります)、低コストで矯正治療を行う事ができます。 【デメリット】 歯科医療従事者ではない方が作成するため、矯正が出来ないどころか口腔内のトラブルが増す可能性が大いに考えられます。すでに海外では問題が発生しています。結果的にDIY矯正をした事で多くの歯を失い、健康な状態に戻すため、かえって多額の治療コストが発生する可能性があり、その危険性が世界的に問題となっております。 参考文献: 矯正中には歯周管理が重要だが、DIY矯正では不十分 DIYの有害な影響(英文)AQUA日本橋DENTAL CLINICでは、緻密な治療プランに基づき、歯周再生やインプラント、審美修復などの様々な歯科治療を融合させ、それぞれ別々に行う治療に比べてよりクオリティの高い審美と健康を追求する治療法“包括的成人矯正治療”を提唱しています。 種類豊富な矯正装置の中から患者様それぞれに最適な矯正方法を選択いたします。また、当院はデジタル矯正推進プロジェクトのモデルクリニックに選ばれているため、矯正中の歯周状況を管理しバックアップをとっております。矯正中の虫歯治療やホワイトニングも可能です。 ▼AQUA日本橋DENTAL CLINICの豊富な治療実績はこちらから確認できます▼ https://www.aqua-kyousei.com/