今回の勉強会ではMFTのケースプレゼンテーションを行いました!
MFT(口腔筋機能療法)とは舌や口腔周囲筋を鍛え正しく機能させるトレーニングのことです。
なぜMFTが必要なのか??
実際に、MFTを行っている患者さんは “全体的に口腔内を治したい” という主訴でいらっしゃいました。 精密根管治療と矯正治療などを組み合わせ包括的な治療を計画しました。 お口の状態から舌を前(歯側)に押し出しながら食べ物を飲み込む癖があることがわかりました。このような癖を舌癖といい、舌癖にも様々な種類があります。舌癖によって、矯正治療では歯を動かす力に対抗してしまい予定通りに歯が動かなかったり、矯正後に後戻りしてしまうリスクが高まります。
そこで、矯正治療前に正しい飲み込み方を身につけるために他の治療と並行してMFTを行いました。
基本的な流れとして、最初は2週~1ヶ月、その後2~3ヶ月の頻度で来院していただき、舌の筋トレや正しい飲み込み方のトレーニングをお伝えし、日常生活でも実践していただきました。すると、1年程でお水を正しい飲み込み方でスムーズに飲めるようになりました!これは、患者さんが日常生活でも真面目にトレーニングに取り組み続けてくださった努力のおかげです。
これからは食べ物でのトレーニングへとステップアップし、継続していく予定です。
自分は舌癖なんてない!と思っていても、実は癖がある方は多くいらっしゃるように感じます。
・安静時に、舌の先が歯に当たっている、もしくは下に落ちてしまっている
・飲み込む時に歯に当たっている
こんな方は要注意!無意識で歯を前に動かしてしまっているかも、、、
気になった方はお気軽にスタッフまでお声がけください!